海外FXでは常識になっているゼロカットシステム。
国内業者で導入しているところはないの?と疑問に思われてる方が多いようです。
海外FXと国内FXとの一番の違いは500倍前後のハイレバレッジ取引出来る点です。
ゼロカットシステムがあるからこそハイレバレッジ取引をする事ができるのでしっかりと理解しましょう。
国内FX業者にも導入して欲しいと思っている方も多いと思いますが、導入の時期、現在の金融庁のスタンスを解説します。
ゼロカットシステムとは?
海外FX業者では常識になっているゼロカットシステム。欧米ではNBP(Negative Balance Protection)とも呼ばれ、口座残高がマイナスになった場合も、顧客に追証を求めないというシステムです。
相場変動で証拠金が足りなくなった時、国内FX業者は預け入れた証拠金以上のマイナス(すなわち口座残高がマイナス)になることもあります。
ロスカットが間に合わず口座がマイナスになるような相場変動は滅多にありませんが、数年に一度起こることも事実です。
つまり海外FX業者ではどんな状況に陥っても、入金した以上の損失を負わない。追証ゼロということです。
ゼロカットシステムの必要性
口座残高がマイナスになるような相場変動って本当にあるの?
普段の値動きを見てても一気にマイナスになるような状況は想像出来ないかも知れませんが、数年に一度起こっていることも事実です。
スイスショック
2015年1月15日、スイス国立銀行(SNB)はユーロ/スイスフランで設定していた1ユーロ=1.20スイスフランの設定を撤廃。
この突然発表されたスイスフラン防衛ライン撤廃は、1.20→0.82へと約20分で3800pipsの大暴落を招いた(ユーロ暴落、スイスフラン高)
ブレグジット!ポンドショック
2016年6月24日、イギリスでEUから離脱の国民投票が行われBrexitが確実との報道が伝わった。
ボンド/円は160円前後から133円台まで、ドル/円は106円から99円台まで一気に暴落した。
このような突然の相場変動時に問題なのは、FX業者がレートを提示しないこと。
指し値やロスカットを入れていても執行されず損失が拡大し続けることが一番怖いです。
入金した口座資金だけでなく、借金まで背負わない為にもゼロカットシステムは必須だと考えています。
なぜ追証が発生するの?
このような相場急変時に業者がレートを提示しないことが問題になっています。
「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」でも数分から数時間に渡ってレートを提示しない業者があることが報告されていました。
上記の例は「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」での金融庁からの資料です。
スイスフランショック時(2015年1月15日)とブレグジット時(2016年6月24日)のFX業者が価格を提示出来なかったと考えられる事例で、現在の店頭FX業者のロスカット制度が機能していないことが指摘されています。
なぜレートを提示しないのか?
神戸大学大学院経済学研究科 岩壷健太郎教授によると、下記の3点を総合的に勘案して店頭FX業者はレート提示を止めていると述べています。
投資家に不利なレートを提示すれば、投資家からの信頼をなくし、訴訟リスクが増える(ロスカット狩り)
為替変動が激しいときは、カバー先からのレートも悪いので、顧客取引によって生じる業者のポジションを上手くカバーできない(損失が増えることもある)
未収金リスクがなくなっても、未カバーリスクポジションリスクが高まることがある。
つまり、レートを提示しないのは業者の損失を最小にするための都合であって、顧客の損失(追証、未収金リスク)を減らす為ではないと言う事です。
現在の金融庁のスタンス
ゼロカットシステムに対する現在の金融庁のスタンスは導入見送りです。
ゼロカットシステムは金融庁的には「顧客への損失補てん」と捉えています。
先日の「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」でも話題に上がり導入を求める有識者も居ましたが、現在の法律的には顧客に損失補てんする行為と考えているようです。
欧州、ドイツ及びフランスにおいてゼロカットシステム(NBP)が導入済みですが、その後の影響を見極めてから検討するという結論でした。
国内FX業者への導入は?
今のところ国内FX業者でゼロカットシステムを導入しているFX業者はありません。
欧州でのゼロカットシステム(NBP)の影響を見極めた後、検討に入り、内閣府令改正に動き出す流れなので、すぐに導入されることは残念ながらありません。
多くのFX投資家、一部の有識者から導入を!という声が上がってるのは確かなので、レバレッジ規制などと共に見直される可能性は残っています。
しかし、相場急変時にレートを提示しないのは業者の損失を最小にするための都合であって、顧客の損失(追証、未収金リスク)を減らす為ではないと言う事からも分かるように、顧客と国内FX業者は利益相反の関係にあります。
国内FX業者はOTC取引(相対取引、顧客の損失が業者の利益)が多いため期待出来ません。
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まとめ
国内FX業者にゼロカットシステム(NBP)はありません。
数年に1度の相場急変時に追証を背負わないか十分に注意しましょう。
ゼロカットシステムがあるからこそハイレバレッジ取引をする事ができます。
ゼロカットシステムのあるFX口座で安全に大きなチャンスを掴みましょう!
ハイレバレッジ取引するにはゼロカットシステムのある海外FX業者を併用するのが一番です。まずは口座を開設し使い勝手など確かめてみましょう。取引ツールはMT4、MT5なのですぐに馴染めるはずです。
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