米中貿易摩擦、米国経済の減速懸念などが広がるなか、パウエルFRB議長による金融政策運営に注目が集まります。
2019年のFRB理事およびFOMCで投票権を持つメンバーを整理しましょう。
FOMC構成メンバー
FOMCはFRB理事7名と地区連銀総裁12名から構成されています。
そのうち投票権を持つのは、FRB理事7名+地区連銀総裁5名の12名。
ニューヨーク連銀総裁は常に投票権を持ち(常任)、その他の地区連銀総裁は1年ごとに輪番制で各地区の総裁に投票権が与えられます。
2019年FOMCでの投票権を持つメンバー金融スタンスまとめ
2019年FRB理事一覧
役職 | 氏名 | 金融姿勢 | |
議長 | ジェローム・パウエル | ハト派 | イエレン路線踏襲 |
副議長 | ランダル・クォールズ | タカ派 | 銀行監督担当副議長 |
副議長 | リチャード・クラリダ | 中立 | コロンビア大教授、ピムコ幹部 |
理事 | |
|
|
理事 | ラエル・ブレイナード | ハト派 | 元財務次官(国際問題担当) |
理事 | ミシェル・ボウマン | ハト派 | カンザス州銀行監督当局 |
理事 |
※マービン・グッドフレンド氏は上院本会議で未承認
(2017年11月に指名されたが上院で未承認。再指名するかどうか不透明な状態)
※1/7追記 ホワイトハウスはネリー・リャン氏が辞退したと発表
(2018年9月トランプ大統領がFRB理事に指名していた。元FRBエコノミスト、ブルッキングス研究所所属)
※3/23追記 トランプ米大統領はスティーブン・ムーア氏をFRB理事に指名
(ヘリテージ財団の客員研究員、パウエル氏に批判的な経済評論家、2016年トランプ陣営の経済顧問で知られる)
→5/3追記 トランプ米大統領はスティーブン・ムーア氏がFRB理事候補を辞退
※4/5追記 トランプ米大統領はハーマン・ケイン氏をFRB理事に指名する方針を明らかに
(実業家、元ピザチェーン経営者、トランプ氏に極めて近い有力支援者。)
→4/23追記 トランプ米大統領はハーマン・ケイン氏をFRB理事に候補に指名しない
※7/3追記 トランプ米大統領はクリストファー・ウォラー氏をFRB理事に指名する方針を明らかに
(セントルイス連銀副総裁、博士号を持つ経済学者、元ノートルダム大学教授、ハト派)
※7/3追記 トランプ米大統領はジュディ・シェルトン氏をFRB理事に指名する方針を明らかに
(欧州復興開発銀行の米国代表、トランプ大統領の非公式アドバイザー、ハト派)
2019年FOMC投票権を持つ地区連銀総裁メンバー
地区名 | 連銀総裁氏名 | 金融姿勢 | |
ニューヨーク(常任) | ジョン・C・ウィリアムズ | 中立 | 前サンフランシスコ連銀総裁 |
シカゴ | チャールズ・エバンズ | 中立 | |
ボストン | エリック・ローゼングレン | ややタカ派 | |
セントルイス | ジェームズ・ブラード | ハト派 | |
カンザスシティ | エスター・ジョージ | タカ派 |
参考
2019年投票権を持つ地区はニューヨーク(常任)、シカゴ、ボストン、セントルイス、カンザスシティ
2020年投票権を持つ地区はニューヨーク(常任)、クリープランド、フィラデルフィア、ダラス、ミネアポリス
2021年投票権を持つ地区はニューヨーク(常任)、シカゴ、リッチモンド、アトランタ、サンフランシスコ
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2019年のFOMC開催スケジュール
FOMC(Federal Open Market Committee)連邦公開市場委員会とはアメリカの金融政策を決める会合で、年に8回開催されます。これまでは四半期末の会合後★にFRB議長の記者会見が行われていましたが、2019年からは毎回行われることがアナウンスされています。
1月29日~30日
(日本時間1月31日AM4時に声明発表、AM4時半に記者会見)
3月19日~20日★経済見通し公表
(日本時間3月21日AM3時に声明発表、AM3時半に記者会見)
4月30日~5月1日
(日本時間5月2日AM3時に声明発表、AM3時半に記者会見)
6月18日~19日★経済見通し公表
(日本時間6月20日AM3時に声明発表、AM3時半に記者会見)
7月30日~7月31日
(日本時間8月1日AM3時に声明発表、AM3時半に記者会見)
9月17日~18日★経済見通し公表
(日本時間9月19日AM3時に声明発表、AM3時半に記者会見)
10月29日~30日
(日本時間10月31日AM3時に声明発表、AM3時半に記者会見)
12月10日~11日★経済見通し公表
(日本時間12月12日AM4時に声明発表、AM4時半に記者会見)
※2018/06/13
FRBパウエル議長より2019年全FOMCで記者会見をするとの発言。
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2019年FOMC注目点
昨年予定通り4回の利上げを行い、2019年も強い経済が続く見通しを維持していると述べたパウエル議長。
トランプ大統領の利上げ牽制発言や解任議論など、金融政策の方針相違が目立つようになっています。この先大幅な株価下落などがあればさらにFRBへの牽制や批判を強めると思われます。
2019年は2回の利上げが見込まれていますが、経済指標の悪化などあれば緩和的な姿勢になることが予想され、ドル安要因となることに注意です。
米国株価の急落、米中貿易摩擦、世界経済の減速懸念、英国のEU離脱など不安定要素が見え隠れする2019年。堅調な個人消費に支えられている反面、経済指標の減速感も出てきており2019年FOMCの金融政策発表に注目です。
1月FOMC
1月FOMCポイント
FOMC政策金利は予想通り2.25%~2.50%に据え置きを全会一致で決定
労働市場が引き締まり続け、経済活動は堅調なペースで拡大している
雇用の伸びは概してここ数ヶ月堅調で失業率は低いまま
雇用最大化と物価安定の促進を目指す
市場ベースのインフレはここ数カ月間で低下しているものの、長期的なインフレ期待の指標は総じてあまり変わっていない
家計支出は引き続き力強く伸びたが、企業の設備投資の伸びは今年早い時期の急速なペースから緩やかになった
委員会は最大雇用の目標と対称的な2%のインフレ目標との比較で経済状況の実績と見通しを評価する
★パウエルFRB議長
「利上げの根拠はいくらか弱まった」
「FRBは政策が指標次第と常に強調している」
「忍耐強く、様子見姿勢が適切と判断」
「過度に高いインフレのリスクは後退した」
「バランスシート正常化の時期を模索」
「原油価格の下落がインフレを下押しする公算」
「FRBの忍耐が景気を支えることができる」
「次の利上げは経済指標次第」
「FRBの政策は中立水準のレンジ内」
「現在の政策は適切」
「バランスシートの規模、準備金への需要などで決定」
「将来の利上げに必要な要因はインフレの可能性」
「FRBは政治的な要因を考慮していない」
「政府機関の一部閉鎖はGDPに影響を与える」
2019年1月31日更新
注意ポイント
利上げの棚上げと資産縮小の見直しを示唆
FOMC声明文から
「いくらかのさらなる段階的な利上げ」
「リスクはおおむね均衡している」
の文言を削除
1月FOMC議事録ポイント
FOMC政策金利は2.25-2.50%で据え置きを全会一致で決定。
ほぼ全てのメンバーが「資産縮小の年内停止を早めに発表するのが望ましい」
多くのメンバーは今年金利を調整する必要があるか確信が持てない
労働市場は強くインフレは目標に近い
直近の家計データは強い
メンバーは持続的な成長を予想
2019年2月21日更新
3月FOMC
3月FOMC
FOMC政策金利は予想通り2.25%~2.50%に据え置きを全会一致で決定
2019年の利上げ回数を従来の2回からゼロに下方修正
2020年に1回の利上げを想定
2019年GDP見通しを2.1%に引き下げ
量的引き締めを9月に終了
労働市場は依然として堅調だが、経済活動は第4四半期の堅調なペースから減速した
ここ数カ月の平均雇用者数は増加しており失業率は低い
第1四半期の家計支出と設備投資の伸びが鈍化している
食料とエネルギー以外のインフレ率は2%近くにとどまっている
雇用最大化と物価安定の促進を目指す
委員会は忍耐強くなるだろう
金融動向や国際情勢の解釈を含む幅広い情報を考慮する
★パウエルFRB議長
「忍耐強いというのは判断を急がないという意味」
「もし必要であればバランスシートに対して追加的な調整をする」
「ブレグジットや通商問題がリスクに」
「数カ月前よりも緩和的ではある」
「バランスシートは年末までにGDP比対17%程度。3.5兆ドルより若干高い水準に」
「FRBにとって今は忍耐強く見守るのに好都合な時期」
「弱い小売売上高を無視できない」
「FRBはイールドカーブをフラット化しようとはしていない」
2019年3月21日更新
注意ポイント
2019年の利上げ回数を従来の2回からゼロに下方修正
量的引き締めを9月末に終了
年始の2019年の利上げ回数2回からゼロ回になったことで市場はドル売りで反応。米10年債利回りも急低下し、「事実上の利上げを終了したと考えられる」との市場関係者
3月FOMC議事録ポイント
FOMC政策金利は2.25%~2.50%に据え置きを全会一致で決定
大半のメンバーはリスクで年内の金利を据え置くことを正当化すると指摘
数人のメンバーは金利見通しはどちらかの方向にシフトする可能性あると指摘
一部の参加者は、国際的な動向に関連した不確実性が依然として高いことを指摘
今年利下げが必要になると予想したメンバーはいなかった
2019年4月11日更新
FF金利見通し(ドットチャート)

FOMC participants' assessments of appropriate monetary policy: Midpoint of target range or target level for the federal funds rate より抜粋
ドットチャート
・2019年 据え置き11名、利上げ1回4名、利上げ2回2名

Number of participants with projected midpoint of target range or target level より抜粋
FF金利見通し
・2019年末 中央値:2.4% (利上げ2回→0回)
・2020年末 中央値:2.6% (利上げ1回)
・2021年末 中央値:2.6% (利上げ0回)
・長期 中央値:2.8%
5月FOMC
5月FOMCポイント
FOMC政策金利は予想通り2.25%~2.50%に据え置きを全会一致で決定
3月のFOMC以降に入手した情報によると、労働市場は依然として堅調で、経済活動は堅調な伸びを示している。
ここ数ヶ月の平均雇用者数の伸びは堅調であり、失業率は低いまま
第1四半期の家計支出と設備投資の伸びは鈍化
前年同月比で見ると全体のインフレ率および食料とエネルギー以外のインフレ率は低下し、2%を下回っている。
インフレ期待の指標はあまり変わっていない
委員会は最大の雇用と物価の安定を促進することを目指している
委員会は、経済活動の持続的な拡大、力強い労働市場の状況、目標の2%に近いインフレ率を最も可能性の高い結果として引き続き見ている
世界経済と金融の動向、落ち着いたインフレ圧力を考慮し、どのようなFF金利の目標誘導レンジの将来的な調整がこれらの結果になるために適切かを決める際に、委員会は忍耐強くなるだろう
この評価は、、労働市場の状況に関する指標、インフレ圧力やインフレ期待の指標、金融動向や国際情勢の解釈を含む幅広い情報を考慮する
超過準備預金への付利金利を従来の2.40%から2.35%へと引き下げた
★パウエルFRB議長
「FRBは対称的な2%のインフレ目標に強くコミット」
「インフレはいくぶん弱まっている」
「堅調なファンダメンタルズが景気をサポート」
「個人消費や企業投資は増加するだろう」
「インフレは一過性の要因が作用している可能性」
「貿易交渉は進展し、ハードブレグジットのリスクは低下していると認識」
「超過準備預金金利は小幅な技術的調整。政策シフトではない」
「必要ならFF金利制御のためのツールを使用する」
「トランプ大統領のコメントを考慮に入れない」
「過熱したという根拠は見当たらない」
「いずれの方向にも動かす強い根拠が見られない」
2019年5月2日更新
注意ポイント
現状のインフレ認識が2%付近から2%以下とし警戒感をにじませる。
パウエル議長は利上げ、利下げ、いずれの方向にも動かす強い根拠が見られないと述べており、今後の経済指標の動向に注視が必要です。
トランプ大統領の1%程度の利下げ要求ツイートにどのような反応を示すのかも注目です
5月FOMC議事録ポイント
FOMC政策金利は2.25%~2.50%に据え置きを全会一致で決定
世界的な状況が改善したとしてもしばらくの間忍耐強い姿勢が適切と判断
多くのメンバーはインフレの低下は一時的である可能性が高いとの認識
FRBは債券ポートフォリオの満期を短縮することの賛否両論を議論
数人のメンバーは物価の弱含みに警告
多くのメンバーは成長に対する下振れリスクを指摘
2019年5月23日更新
6月FOMC
6月FOMC
FOMC政策金利は予想通り2.25%~2.50%に据え置きを決定(9対1)
セントルイス連銀 ジェームズ・ブラード総裁が25bp利下げを主張、反対票を投じた
労働市場は依然として堅調、失業率は低いまま
経済活動は緩やかなペースで上昇している
委員会は、雇用の最大化と物価安定の促進を目指している
経済活動の持続的な拡大、強い労働市場の状況、目標である2%に近いインフレ率を最も可能性の高いと引き続き見ているが、この見通しの不確実性は高まっている
労働市場の状況に関する指標、インフレ圧力とインフレ期待の指標、そして金融および国際情勢を含む幅広い情報を考慮する
★パウエルFRB議長
「金融市場のセンチメントは悪化した」
「多くの委員は利下げが適切だと認識」
「消費者の経済指標は良好であった」
「世界経済の貿易リスクは増大した」
「私には4年の任期があり、それを全うするつもり」
「1人を除く全員が利下げする前にもっと見た方が良いと思った」
「インフレ目標4%への引き上げは検討しない」
2019年6月20日更新
FF金利見通し(ドットチャート)
ドットチャート
・2019年 据え置き11名→8名、利上げ6名→1名、利下げ0名→8名へ
FF金利見通し
・2019年末 中央値:2.4% (前回2.4→2.4%)
・2020年末 中央値:2.1% (前回2.6→2.1%へ大幅低下)
・2021年末 中央値:2.4% (前回2.6→2.4%へ低下)
・長期 中央値:2.5% (前回2.8→2.5%へ低下)
注意ポイント
セントルイス連銀ブラード総裁は25bpの利下げを主張
パウエル議長でのFOMCで反対票は「初」
経済見通しでは年内に8人が利下げを予想しているが、1人が利上げ、8人が据え置きを予想している
「辛抱強くなる」の文言を削除しており、次回での利下げの可能性を示唆
→ patient(辛抱強く様子見)から appropriate(適切に行動)に文言の変更
年内のインフレ率が2%を大きく下回る見通し、景気減速や貿易戦争激化、トランプ大統領からの利下げ圧力など更なるドル安要因に注意です
6月FOMC議事録ポイント
世界的なリスクが景気見通しの重しとなった場合、金融緩和が近い将来正当化されると多くが判断
金利の引き下げが金融の不均衡を招く恐れがあると数人のメンバーが見ている
数人のメンバーは将来の衝撃のためのクッションとして利下げを認識
多くのメンバーはインフレ期待が2%の目標と矛盾していると判断
6月の会合で金利引き下げを支持したのは2、3人だけだった
2019年7月11日更新
7月FOMC
7月FOMCポイント
FOMC政策金利は予想通り2.00%~2.25%に引き下げ
労働市場は依然として堅調であり、経済活動は緩やかなペースで上昇を示している
ここ数か月平均して雇用の伸びは堅調であり、失業率は低いまま
家計支出の伸びは年初から回復、設備投資の伸びは緩やかになっている
委員会は法律上与えられた責務に従って、雇用最大化と物価安定の促進することを目指している
世界的な経済見通しとインフレ圧力の弱さを考慮した
政策金利の引き下げは、経済活動の持続的な拡大、強い労働市場の状況、2%のインフレ目標を考慮した結果であるが、この見通しの不確実性は残る
カンザスシティ連銀エスター・ジョージ総裁とボストン連銀エリック・ローゼングレン総裁が反対票を投じ、金利据え置きを主張した
バランスシート縮小停止時期を従来の9月末から8月1日へ2ヵ月前倒しで終了
★パウエルFRB議長
「これは長い一連の利下げの始まりではない」
「委員会の中に様々な見解がある」
「FRBは低調な世界経済成長や通商政策の不確実性、インフレ抑制を懸念」
「我々は政策の中期調整として考えている」
「景気拡大が続かない理由はない」
「経済の原動力は消費者であり、製造業、投資を助けたいと考えている」
「政治的な事柄を考慮には入れない」
「レバレッジの高い事業部門は景気後退を増幅させる可能性がある」
「一度きりの利下げだとは言っていない」
2019年8月1日更新
注意ポイント
FRBは約10年半ぶりの0.25%引き下げを実施
エスター・ジョージ総裁とエリック・ローゼングレン総裁が反対票
バランスシート縮小停止時期を2ヵ月前倒し
パウエル議長は、長期の利下げ局面に入ったわけではないが、この1回の利下げで終わるとも言えないと、予防的利下げを強調しつつ今後の利下げにも含みを残しています
今後の経済指標が弱い場合は、年内さらなる追加利下げを実施する事になり、ドル円は105円~100円程度の円高へ要注意です。
7月FOMC議事録ポイント
多くの参加者は柔軟性の必要性を強調した
複数の参加者は、低インフレに対処するために50bpの利下げを望んでいたことを示唆
利下げを支持した参加者は、経済の減速、世界経済とインフレのリスク上昇を指摘
少数のメンバーは、3か月/ 10年イールドカーブの反転に懸念を表明
数人の参加者は、利下げが経済状況に関する否定的なシグナルとして誤解される可能性があるという懸念を表明
追加緩和につながる観測を回避しようとすることで一致
2019年8月22日更新
9月FOMC
9月FOMCポイント
FOMC政策金利は予想通り1.75%~2.00%に引き下げを決定(7対3)
セントルイス連銀 ジェームズ・ブラード総裁が50bp利下げを主張した
エスター・ジョージ総裁とエリック・ローゼングレン総裁が前回に続き据え置きを主張した
5人のメンバーが年内にあと1回もしくはそれ以上の利下げを予想
7月のFOMC以降に受け取った情報は、労働市場が引き続き堅調であり、経済活動が緩やかなペースで増加していることを示している
家計支出は力強いペースで増加しているが、企業の設備投資と輸出は弱まっている
全体的なインフレ率と食料とエネルギー以外の品目のインフレ率は2%未満
労働市場は依然として堅調、失業率は低いまま
委員会は責務に従って雇用の最大化と物価安定を目指している
経済活動は緩やかなペースで上昇している
この見通しに関する不確実性は残ってる
今後の情報が経済見通しに与える影響を引き続き監視し、拡大を維持するために適切に行動する
★パウエルFRB議長
「米経済は良い状態が続いている」
「世界的な見通しにリスクがある」
「利下げはリスクに対する保険」
「今回の決定は事前に設定されたものではない」
「短期金利の上昇は法人税支払いと債券償還による」
「貿易政策の変更により、会合期間中にセンチメントが大きく変動した」
「インフレ圧力は明らかに低下している」
「世界経済と貿易摩擦の状況は一段と悪化」
「家計部門は負債に関して非常に良好な状態にある」
「経済が悪化した場合は、より深い利下げが適切である」
「予想よりも早くバランスシート拡大をする可能性がある」
2019年9月19日更新
FF金利見通し(ドットチャート)
ドットチャート
・2019年 年内さらなる利下げ7名
FF金利見通し
・2019年末 中央値:1.9% (前回2.4→1.9%へ大幅低下)
・2020年末 中央値:1.9% (前回2.1→1.9%へ低下)
・2021年末 中央値:2.1% (前回2.4→2.1%へ低下)
・長期 中央値:2.5% (前回2.5→2.5%)
10月FOMC
10月FOMCポイント
FOMC政策金利は予想通り1.50%~1.75%に引き下げ(8対2)
エスター・ジョージ総裁とエリック・ローゼングレン総裁が前回に続き据え置きを主張した
9月のFOMC以降に得られた情報は、労働市場が引き続き堅調であり、経済活動が緩やかなペースで拡大していることを示している
数ヶ月平均して求人が堅調であり、失業率が低いままである
家計支出は力強いペースで増加しているが、設備投資と輸出は依然として弱い
全体的なインフレ率、食料とエネルギー以外のインフレ率は2%を下回っている
見通しに関する不確実性は残っている
今後の情報が経済見通しに与える影響を引き続き注視する
★パウエルFRB議長
「見通しに対するリスクは前向きにシフトした」
「消費者は好調、企業投資は弱かった」
「緩和的な金利で経済の緩やかな拡大を想定している」
「現在の政策は適切であり続ける可能性が高い」
「利上げ前に大幅なインフレ率の上昇が必要」
「資産バブルは見えない、監視を続ける」
「金融システムの流動性を通じて経済には十分な支援を提供し続ける」
2019年10月31日更新
注意ポイント
FRBは前回9月に続き今年3回目の0.25%引き下げを実施
エスター・ジョージ総裁とエリック・ローゼングレン総裁が反対票
将来的な利下げを意味する「適切に行動する」の文言を削除
今後の継続的な緩和の休止を示唆していると市場は受け止めています。米中貿易戦争の行方や、今後の経済指標により追加利下げの可能性が0ではない点に注意です。
10月FOMC議事録ポイント
利下げ後の金利は適切と判断している
数人のメンバーは大幅な減速の兆候なしに追加下げはないとの明示を強化すべき
多くのメンバーは世界的な低迷と貿易の不確実性のために利下げが正当化されると判断
一部のメンバーは金利を安定的に維持することを支持、見通しは良好でありインフレ率は上昇すると予想
経済見通しに対するリスクは依然として下向きに傾いていると議論
2019年11月21日更新
12月FOMC
12月FOMCポイント
FOMC政策金利は予想通り1.50%~1.75%に据え置き
全会一致で決定
労働市場は引き続き堅調であり、経済活動は緩やかなペースで増加している
雇用の伸びはここ数ヶ月平均して堅調であり、失業率は低いまま
家計支出は力強いペースで増加しているが、企業の設備投資と輸出は依然として弱い
インフレ率は2%を下回ったまま
将来のインフレ率を示す指標は低いままで、長期的なインフレ期待の調査ベースの指標はほとんど変わっていない
委員会は最大限の雇用と物価安定の促進に努める
現在の金融政策のスタンスは、経済活動の持続的な拡大、強い労働市場、2%の目標に近いインフレ率をサポートするのに適切であると判断している
今後の経済見通しに対する情報の影響を引き続き監視する
★パウエルFRB議長
「米経済は依然として良い状態」
「輸出企業の投資は依然として弱く この1年 製造業の生産が落ち込んでいる」
「海外経済の減速と貿易摩擦が重しとなっている」
「経済は1998年とは違い、利上げの必要性が低い」
「再び金利を上げる前に、持続的かつ有意なインフレ加速が必要」
「短期クーポン債を購入することが適切になった場合それを行う」
2019年12月12日更新
FF金利見通し(ドットチャート)
ドットチャート
・2020年 金利の変更はなしに変更
FF金利見通し
・2019年末 中央値:1.6% (前回1.9→1.6%へ低下)
・2020年末 中央値:1.6% (前回1.9→1.6%へ低下)
・2021年末 中央値:1.9% (前回2.1→1.9%へ低下)
・2022年末 中央値:2.1% (前回2.4→2.1%へ低下)
・長期 中央値:2.5% (前回2.5→2.5%)
注意ポイント
FRBは全会一致で金利据え置きを決定
前回の声明文より「見通しに対する不透明感が残る」の文言を削除
2020年の金利据え置き、当面は様子見に転じることが示された
来年は利上げも利下げもしないことが市場に伝わり、ドル円は若干のドル売りで反応したが限定的。改めて米中貿易戦争の行方やブレグジットに一喜一憂する相場展開になりそうです
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